製造工程

原材料投入~ミキシング

麺づくりの最初の工程は原料の小麦粉に水を混ぜて捏ねる作業「ミキシング」から始まります。

小麦粉は各製品に最も適したものを厳選して使用し、ミキサーに投入する際にはふるいを通して粒度を整え水と均一に混ざる様にしています。また、ふるいを通す事により製造経路への異物混入防止となります。

ただの水ではなく食塩水を使用するのは食塩には生地を引き締め粘弾性を増す効果と乾麺づくりに重要な「乾燥工程」において急激な麺の乾燥を防止する効果があるからです。また、加水は多ければ多いほど(もちろん限度はあります)しっかりした生地に仕上がります。

なので加水量、温度・塩分濃度を正確に調整し、生地状態をみながら最適な時間で「ミキシング」をすることがおいしい麺づくりの秘訣となります。

複合~熟成

「ミキシング」で出来上がった生地を帯状の麺帯にしてさらに2枚合わせにする工程を「複合」といいます。

「複合」するのは1枚の麺帯では強度が弱く、表面が平滑ではないからです。「複合」する事によりより強靭で滑らかな麺帯になります。

次に麺帯を多段式のコンベアに載せて一定時間なにも加工せず休ませます。これを「熟成」といいます。

「熟成」する事により小麦粉と水が良くなじみさらにしっかりとした麺帯となります。

圧延~切出

「熟成」が終わった麺帯を種々の製品既定の厚さまで多段式のロールを通して徐々に薄くしていきます。これを「圧延」といいます。

徐々に薄くすることで負担がかからず滑らかに麺帯を延ばすことができます。

最後のロールを通ったら切刃を通して麺帯を麺線に切ります。これを「切出」といいます。そうめん、ひやむぎ、うどんなど様々な形状に切り分けます。麺線は一定の長さに切り、竿にかけられ乾燥室へと運ばれて行きます。

乾燥

乾燥室内は温度、湿度を厳密に調整されており麺線は移動しながらゆっくり「乾燥」させていきます。

ゆっくり時間をかけて「乾燥」させるこてで麺線熟成も進みしっかりとした滑らかな麺になっていきます。

裁断~包装

しっかりと乾燥された麺は製品毎に規定の長さに裁断され包装室へと運ばれます。

包装室では検品者が短く折れた麺や曲がってりる麺などを除外しながら計量機に麺を投入していきます。

包装機でパックした後に金属検出器、ウェートチェッカーを通し安全確認してから箱詰めしていきます。